ありか - 瀬尾まいこ母親に逆らえない、自己肯定感の低いシングルマザーの美空が、周囲の人たちに支えられながら、娘のひかりと共に自分を育てていく物語。
自然に距離を縮めるのが苦手な自分としては、義弟や義母、保育所のママ友、職場仲間といった面々の、さりげなく有無を言わせない好意に和んだし、すごいなぁと思ったんだよね。
そしてそれ以上に、美空の娘に向けるまっすぐな愛情に打たれました。
いろいろな母がいて、子どもとの相性や性格の違いもあって、何が正解かなんてわからない。
それぞれが自分の居場所と、ここにいる意味を求めて生きていくしかない。
せめてできるだけ、自分にも他人にも、心柔らかくありたいと思うのです。
なんて毒親と思っていた母親自身にも変化がありそうで、美空とひかりちゃんの物語はまだまだこれから。
義理の家族との関係だって、変わっていくかもしれない。
でもきっと大丈夫だね、そんな予感に気持ちが温かくなります。