2007年04月20日

ぽっぺん

ぽっぺん [単行本] / 石田 千 (著); 新潮社 (刊)

ぽっぺん・・・なんだろう?不思議なひびき。でもどこかで聞いたことがあるなぁと思っていたら、ビードロのことだった。
日付をうたない日記のような読み物。

息を吹き込むたび、ガラスの薄い底がぽこんぺこんと鳴るぽっぺんのように、なんて優しい。
日々のささやかないろいろは、とらえ方、受け止め方ひとつで、感動的にも憤慨の元にも、小さなぬくぬくした記憶にもなる。
助けられるというと大げさだけど、何となく体に力が入らなかったり、一生懸命がんばらないとあたりまえのことができなかったり、これといって不満はないのに妙に気持ちがささくれていることに気づいたり・・・ああ嫌だなと何となく感じている時、誰かや何かのおかげで、ふっと気持ちが軽くなったり、切り替えられたりすることがある。
私にとってこの本を読んだ時が、まさにそんなタイミングだったのかもしれない。
じんわり、ふんわり、ほぐれていく心地よさ。
まるで歌を聴いているみたいだ。

他にも何冊か本を出されているらしい。
これは読んでみなくては。 
posted by てまり at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 石田 千 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする