2008年06月02日

モップの魔女は呪文を知ってる

モップの魔女は呪文を知ってる (ジョイ・ノベルス) [新書] / 近藤 史恵 (著); 実業之日本社 (刊)

スポーツクラブのプールで起きた火傷事件『水の中の悪魔』
ようやく手に入れた一目ぼれの稀少種猫のすり替え事件、『愛しの王女様』
小児科病棟での魔女騒ぎと、ある患者の親に向けられた疑惑、『第二病棟の魔女』
妹を手にかけてしまった女性が遭遇する自殺未遂『コーヒーを一杯』の4編。

結婚して3年になるキリコさんが、またしても出会う謎や事件の数々。
小児科病棟で働く新米看護師の奮闘ぶりがほほえましく、幾層にも重なった小さな謎にひきつけられ、それがまた看護師の成長につながっていく『第二病棟の魔女』が 読みごたえあり。
いつも思いもよらないところから切れのいい推理を披露する元気なキリコもまた、ある悩みを抱えてちょっと弱気な一面が見える。
そう、この探偵さんは働き者で頭もいいけど、とても繊細で優しい心根の娘さんだったのだよね。

大がかりな殺人事件は起きないけれど、ひとつの謎に秘められたとんでもない策略や悪意、時には善意を表に引っぱり出し、 しかも謎の答えは一転二転するというところがおもしろい。
でもだんだん、お掃除大好き!なはつらつお嬢さんというイメージが薄くなっているような気も・・・
posted by てまり at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 近藤 史恵 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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