
橋の上で - 湯本 香樹実, 酒井 駒子
橋の上で川の流れを見ている少年。
隣に立ったおじさんが、みずうみの話をする。
耳をふさぐとみえてくる、じぶんだけのみずうみ。
むずかしいなと思いながら、モノクロームな絵と話を追っていく。
ふいに差し込まれた鮮やかな見開き。
少年の心を映すその情景をみたらふいに、ぐうっと何かがこみあげて、気が付けばぼろぼろと。
私は何を思い出し、どこを掴まれたのか。
私だけのみずうみ、形は違うけれどそういったものに、私も救われてきたのではなかったか。
立ち向かうばかりが術じゃない。
誰にも壊せない大切な場所で、やりすごす。
それでもいいんだと、伝えてくれる絵本です。
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