
私は女になりたい - 窪美澄
わたしは女になりたい。わかるんですよ、誰かの何かじゃないわたし自身をという気持ち。
そして、もう今さら恋をすることもないと、少し寂しく思う気持ちは。
でもことさら女にこだわるのは、いったい何に誰に張り合っているのかと。
母でも妻でも娘でもあり女でもある年を重ねた自分を、彼女自身が受け入れられていないように思えた。
そりゃいくつになってもきれいな方がいい。
年を重ねてもひたむきな恋ができるって素敵だ。
ある意味なりふり構わず頑張ってきたのに、手ひどい目に遭わされるのは気の毒なようでもあるけれど、無意識なのか相手を軽んじているというか、高をくくっているような様子も見えるんだよね。
真摯に向き合ってきた仕事に関しては、ちゃんと結果に繋がって良かったけれど、相手の男の幼さがどうにも気になって…
結果めでたしなんでしょうが、今回は気持ちに響くところ少なく残念な印象でした。

