
グラスバードは還らない
マリアと蓮のシリーズ3作目。
透明度の変わる特殊ガラスの部屋で起きた殺人事件と、硝子鳥の謎が交錯する中、
希少動物の違法取引を追うマリアがビルの爆破に巻きこまれる。
ガラスの特殊性については興味深く、マリアの脱出劇にハラハラし、
交互に描かれるそれぞれのパートはなかなかスリリングでした。
ただ、肝となるガラスの迷路と硝子鳥の正体。
特殊ガラスは実存可能なのかもしれないけれど、医療系の奇病と同じ強引さを感じてしまいます。
密室の設定も複雑で、そうか!というすっきり感が得にくい。
硝子鳥の正体はむしろ想像しやすいけれど、描写に紛らわしく感じる部分も。
組立は複雑でしたが、エンディングは印象深いものでした。
何だかんだ言って、楽しみなのです。このシリーズ。
【関連する記事】

