![よるのふくらみ [単行本] / 窪 美澄 (著); 新潮社 (刊) よるのふくらみ [単行本] / 窪 美澄 (著); 新潮社 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41EibUO-rSL._SL160_.jpg)
保育士のみひろ、商店街の幼なじみでもある裕太と圭祐の兄弟。
人づきあいの濃い商店街を舞台に、3人とその家族たちを巡る物語。
幸せなのに孤独。
それぞれの心と身体の事情がとても生々しくて、身に覚えのある感情がすとんと胸に落ちる場面がいくつもあった。
心も身体も環境も、なかなか思うに任せないものだよなぁとつくづく思う。
傷ついたり傷つけたり、許したり慈しんだり・・・そんなことの繰り返しが、生きるってことなんだろう。
何にしても、みひろもその母世代の人たちも、産む性はたくましい。
裕太にすごく好感を持ったので、でこぼこでも丸く収まりそうな結末がうれしかった。
表紙の写真もかなり色っぽくて、生を謳うイメージ。よく合ってる。

