2014年04月20日

 よるのふくらみ

よるのふくらみ [単行本] / 窪 美澄 (著); 新潮社 (刊)

保育士のみひろ、商店街の幼なじみでもある裕太と圭祐の兄弟。
人づきあいの濃い商店街を舞台に、3人とその家族たちを巡る物語。

幸せなのに孤独。
それぞれの心と身体の事情がとても生々しくて、身に覚えのある感情がすとんと胸に落ちる場面がいくつもあった。
心も身体も環境も、なかなか思うに任せないものだよなぁとつくづく思う。
傷ついたり傷つけたり、許したり慈しんだり・・・そんなことの繰り返しが、生きるってことなんだろう。
何にしても、みひろもその母世代の人たちも、産む性はたくましい。

裕太にすごく好感を持ったので、でこぼこでも丸く収まりそうな結末がうれしかった。
表紙の写真もかなり色っぽくて、生を謳うイメージ。よく合ってる。
posted by てまり at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 窪 美澄 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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