2011年09月04日

ゴーストハント5 鮮血の迷宮

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS) [単行本] / 小野不由美 (著); いなだ詩穂 (イラスト); メディアファクトリー (刊)

今回の舞台は何人もの行方不明者を出している不気味な館。
噂に聞くウインチェスター館のごとく、持ち主の先代が人が住まうには無意味な増改築を重ねたとあって、怪奇の舞台としては上々。

安原さんって、今後常連になるんだろうか?
うさんくさい他の霊能者たちをコケにしたり、なかなか優秀な所長代理を務めてます。
そしてナルの師匠だという森さんが、頼もしいキャラクター。
レイラインや諏訪神社、磁気と心霊の関係などについての話もおもしろかった。
あまりに謎だったリンさんの素性についてもようやく明かされて、彼にしては大人げない印象でもありますが、それだけ麻衣に心を開いてきたということかな。

調査が進むにつれ、同業者がひとりまたひとりと消えていくのが不気味。
館の謎が解け、撤退を決めてほっとしたところで真砂子が・・・というのも、なかなか。
そこでようやく麻衣が力を発揮、というわけなんですね。
過去視、透視、体外離脱とずいぶんな成長ぶりだけど、夢の中だけで良かった。
あんな過去を見せられ続けたら、図太く明るい麻衣のままではいられなくなりそうだもの。
真砂子の囚われた部屋での描写より、麻衣の夢が一番恐ろしかった。

死んでなおあれだけの妄執にとり憑かれたままの者、館が焼け落ちれば本当に消えるんだろうか。
迷っていそうで怖い。
posted by てまり at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 小野 不由美 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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