いつまでも自信の持てない泰麒が漣へ使いに出され、自分の仕事は農夫、役目が王だという廉王・世卓と出会ったことで自分の居場所を見つけていく「冬栄」、 峯王・仲韃を討ったものの王座に座ろうとしない月渓が、周囲の国王たちの勧めに臨時の王として立つことを決意する「乗月」、
雁国大学の学寮に住まう楽俊と景王・陽子の間で交わされる手紙「書簡」、国のあるべき姿を見せてくれるという才国の宝重・華胥華朶の扱いを誤り、 失道に向かう采王の末「華胥」、六百年の長きに渡って奏国を治めてきた宗王一家の一員・利広が見た各国の様子「帰山」。
これまでの十二国それぞれの物語をまとめ、その間を埋める挿話のような短編集。
こうしてみると、まだほとんど出てこない国もあるが、役者がそろって来たなという感じで楽しみ。
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