![ホルモー六景 [単行本] / 万城目 学 (著); 角川書店 (刊) ホルモー六景 [単行本] / 万城目 学 (著); 角川書店 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51c79z5ZUHL._SL160_.jpg)
京大青竜会、立命館大学白虎隊、京都産業大学玄武組、龍谷大学フェニックス。
各部隊のメンバー10人が、それぞれ100匹ずつのオニを使役し戦わせる競技・ホルモー。
きわめて平和的な競技だが、オニを全滅させてしまった時に恐怖のソレは起こる・・・というホルモー第2弾。
楽しみにはしつつも、ネタがわかってしまった上ではどうだろう?と期待半分で読み始めた本書。
いやいや〜。やってくれましたよ。
京都産業大学玄武組の二人静と呼ばれ、恋より友情と固く取り決めた定子と彰子の決闘
「鴨川(小)ホルモー」
京大青竜会・楠木ふみに思いを寄せる高校生の「ローマ風の休日」
めぐりめぐって青竜会・安倍の手に渡った時計が秘めた、ある作家の悲恋とその後「もっちゃん」
新しいサークル復活?「同志社大学黄竜陣」
ホルモーは京都だけじゃなかった!「丸の内サミット」
立命館大学白虎隊・細川珠実の時空を超えた想いが現代に蘇る「長持の恋」
今回は、ホルモーに参加している人たちそれぞれの、恋物語6編。
京都4大学の競技から、時を超え、場所を超えて面々と伝わり続けるホルモー世界。
その中身は、思いのままにならぬものに翻弄され、舞い上がったり叩きのめされたりする、まさに青春小説。
「長持の恋」、ベタな話だけど好きなんだよなぁ。こういうの。
梶井基次郎や信長の小姓など、虚実交えた語りもおもしろい。
この先を引き継いでくれそうな人物もちらほらで、これ、まだ続く?かも。