![ささみみささめ (単行本) [単行本] / 長野 まゆみ (著); 筑摩書房 (刊) ささみみささめ (単行本) [単行本] / 長野 まゆみ (著); 筑摩書房 (刊)](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/410aNLGqxiL._SL160_.jpg)
主人公は少女だったり、青年だったり、老女だったり。
オチのある話、酩酊感のある話、思わずニヤリの話・・・人の心の不思議に分け入るような短くもインパクトのある話が25編。
表題の『ささみみささめ』
この不思議な言葉は、身内だけに通用する隠語、ということらしい。
そういう変な繋がりが、家族や身内のおもしろいところ。
他タイトルも、思わずのぞきこんでしまうような意味深なものばかり。
『きみは、もう若くない』、これが最高に好き。
じいちゃん、かっこいい。贈り物を受け取った彼もまた、かっこいい大人になりそうだ。
何度も口の中で転がして、にんまりとした。
続く『それが、真実だ。時間をむだにするな』 思わず娘に言ってみて、嫌な顔をされた。
『春をいただきます!』こんな爽やかなのもいい。
子どもは爆弾。いろいろなものを吹っ飛ばしてくれる。
『ありそうで、なさそうな』長野さんらしいオチ。笑えるのは他人事だから。
でも好きだなぁ、こういうのも。