古事記異聞 鬼棲む国、出雲 (講談社ノベルス)民俗学に興味を惹かれ希望の研究室で院生としてスタートを切った橘樹雅は、研究と個人的願望のため出雲をテーマに選んだ。
しかし研究室を任された准教授の御子神に知識不足を指摘され、現地へと向かう。
出雲国風土記にまつわる謎に則して、出雲の秘められた真実を解き明かす一編・・・かと思いきや、新シリーズなんですね。
謎をめぐるのは民俗学研究室の橘樹雅。
縁結びが目当てという安易な選択をしたおかげで四苦八苦する彼女が、知れば知るほど謎の深さにのめり込んでいく様子に、読み手も引き込まれます。
もっとも、QEDで何度も出てきた鬼と製鉄のくだりは何となくついていけるものの、一回読んだくらいじゃ理解には遠いですけどね。
答合わせの役目は担当教官の御子神伶二。
ただし今回はあくまでサポート役で、どこまで自説を披露するかはまだこれから。
どう続くのか楽しみです。
ついでに、いつものように猟奇的殺人事件も起こります。
それについてはもう何も言うまい。