
定食屋「雑」 - 原田ひ香
商店街の古びた 定食屋「雑」が舞台の、食と人生の物語。
食べ方とか食の好みはその人の生き方に直結するから、自分の正義だけに固執すれば他人と生活するのは難しいよね。
真面目な努力家なのに、夫婦となれば上手くいくとは限らない。
かと思えば何のゆかりもない店主とは、かけがえのない関係が育っていく。
お客さんやその周囲の人たちも含め、人との関りを食で包んだ原田作品は、今回も心地よいものでした。
コロナという理不尽の影響は大きかったけれど、生きていくうちで被る大波のひとつとして、乗り越えていくしかない。
齢を重ねればなおのこと、抗うも良し、受け入れるもまた一つの選択と、生きることへのたくましさが魅力でした。
それにしてもコロッケ!近々作るしかないやん、これ。










