2025年04月11日

 聖者の落角

聖者の落角 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園
聖者の落角 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園

難病の子供たちが完治した代わりに異常行動を起こすという事件にあたる、佐々木事務所シリーズ。

相手を助けたいのか、苦しんでいる姿を見たくないのか、願う形は同じに見えてもベクトルは正反対。
そこへいくと神なり魔なりは、叶える代わりに代償をとわかりやすい。
なり損ないの悲哀も感じました。
それぞれのバックボーンのせいで好意しかないのにねじくれてしまう、るみと青山君と物部氏の関係性も見ごたえあり。
物部氏の涙が切なすぎる。そして青山君、大丈夫なのか?
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2022年11月19日

 異端の祝祭

異端の祝祭 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園
異端の祝祭 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園

『漆黒の慕情』を先に読んでしまったので、遡ってみました。

奇妙なカルト対、心霊探偵。
目次タイトルから関係ありそうな宗教が想像できるが他にも混ざっているらしく、怖いという以上に気色悪かった。
特殊能力を持つホンモノも怖いけれど、次々と思いがけない伏兵も見えてきて、本当に怖いのは誰だ?という着地点。ゾッとします。

そしてあらためて、るみの生い立ちと心霊を生業にしている理由が壮絶。
だからこそ青山のいる意味があるんだなぁと。
気になっていた物部氏は、やっぱりすてきだった。
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2022年09月19日

 漆黒の慕情

漆黒の慕情 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園
漆黒の慕情 佐々木事務所シリーズ (角川ホラー文庫) - 芦花公園

あらこれはシリーズ物でしたか。
といっても2作目らしいので、特に違和感も感じずに読了。
心霊現象に悩まされる絶世の美青年と都市伝説がらみの話だが、心霊関係なく毒持ち人々のオンパレードなので、こんな形で収められるとは思わなかった。
とはいえ気持ちよく終われるわけはなく、結末はやりきれない一撃。
物部氏と青山君の関わりが気になるので、遡ってみようと思います。
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2022年09月09日

 とらすの子

とらすの子 - 芦花公園
とらすの子 - 芦花公園

無差別連続殺人事件の先に「とらすの会」、そして訴えると願いが叶うというマレ様の存在。
仕返しを望みマレ様にすがる人たちが不気味すぎた。
ありがたがって、まつりあげて、気が付けば取り込まれて疑心暗鬼と恐怖しかなくて。
そういうカルト的な怖さかと思っていたら、ある少年にまつわる長い記録から別の物語が見えてくる。
希彦は脅威でしかないのか、あるいは彼自身救われるべき人間なのか。
うっかり良心的な結末を期待させておいて、その先は・・・災害に近い恐怖かもしれません。
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