2025年02月04日

 准教授・高槻彰良の推察11

准教授・高槻彰良の推察11 夏の終わりに呼ぶ声 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察11 夏の終わりに呼ぶ声 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

女学生のドッペルゲンガー事件、西湖でのゼミ合宿などあり、尚哉が自己評価低いながらも大学の場を心地よい居場所と感じている様子に頬がゆるみます。
民族学や異形への考察や禁則地の意味など、なるほどと思うことも多く、とても興味深く読みました。
いよいよ高槻先生自身の真相に迫ってきたかと思いきや、の急展開。
先が待たれます。
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2024年07月07日

 准教授・高槻彰良の推察10

准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察10 帰る家は何処に (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

高槻が心配する難波との関係も良好のうち、尚哉は以前から声をかけてもらっていた遠山の事務所で見習いバイトに。
そこでも、不愛想ながら実は優しい社員さんに恵まれたりと、不安要素しかなかった将来への展望が少し明るくなった感じでした。

一方、フリーライター飯沼から持ち掛けられた失踪少年の事件は、高槻の過去との関りを匂わせたりと不穏でしたが、何ともやりきれない幕切れ。
それぞれの居場所、ということに思いがいく巻でした。
システムとしての神隠しという話が面白かった。
ほんと、高槻先生の講義、受けてみたいー
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2024年03月22日

 准教授・高槻彰良の推察EX2

准教授・高槻彰良の推察EX2 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察EX2 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

本編とも関わりを持ちつつ、脇を固めるキャラたちを深掘りした番外編。
同じ困難を持つ尚哉に対して、つい強硬な態度を取ってしまう遠山さんの過去になるほどと思うと同時に切なく、それを癒すエピソードにほっとしました。
尚哉の力をめぐる難波との葛藤は想像どおりの展開、そうして今のふたりがあるんだなぁ、きっと難波が尚哉の世界を広げてくれるのでしょう。
本編がさらに楽しみになります。
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2023年08月16日

 准教授・高槻彰良の推察9

准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察9 境界に立つもの (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

難波とともに高槻ゼミに入り、グループ活動や学部卒業後の進路など不安を感じつつも大学生活を満喫中の尚哉。
難波とのことはいずれぶつかるだろう問題だったし、その後の展開も予想通りでまずはめでたしだが、新たな脅威が近づきつつある気配も。
高槻に潜むもう一人の正体、高槻や尚哉とどう関わろうとしているのか、こちらの謎解きはなかなか進展しませんなぁ

おまけの、高槻学生時代編が微笑ましいことこの上ないです。
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2023年02月28日

  准教授・高槻彰良の推察8

准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察8 呪いの向こう側 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

童謡から繋がるモンモンの噂、かつての仲良し4人組と呪いの話、雪女の3話。
かごめかごめにまつわる考察が興味深く、得体の知れないモンモンという怪にゾクゾクした。
人魚がいるなら雪女もしかりで、実は怪も妖も黙認されているという設定はおもしろいけれど、高槻先生や尚哉のような人たちが妖の側と判断される可能性を考えたら、少し怖いかも。

尚哉がこのまま少しずつ、親や友人との関係に神経を使わず、自分の世界を広げられたらいいなぁ
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2022年09月07日

 准教授・高槻彰良の推察EX

准教授・高槻彰良の推察EX (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察EX (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

本編はわりと、怪異を掘り下げると事件や現実的なヒトコワに結びつく悩ましい結末が多いのだけれど、本作はそれぞれのキャラクターを深める番外編とあって、しみじみしたりほっこりしたりと楽しみました。

いつか難波にも、深町自身のことを伝えられる時が来るといいなぁ
佐々倉の高槻に対する過保護ぶりは今更ながら、何やら不穏な気配も・・・これが今後に繋がるのかな。
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2022年09月04日

 准教授・高槻彰良の推察7

准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察7 語りの底に眠るもの (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

今回は異世界へ繋がるエレベーター、沼のヌシ様の祟り、人魚の肉を出すレストランの3本。
エレベーターの話は、当初の相談と全く違うものが暴かれて意外な結末。
他2編は、まあそうでしょうねという想定内での面白さだった。

もう一人の高槻の存在が、挑発されて出てきたりと頻度が増えているようで不穏です。
深町にとって経験的な理解者である遠山に安心するのはわかるけど、彼の孤独に自分の将来の姿を重ねがちなのが心配。
深町の自己卑下思考も、なかなかにしぶといなぁ。
少しずつの前進を楽しみに見守りたい気持ちです。
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2022年06月07日

 准教授・高槻彰良の推察6

准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察6 鏡がうつす影 (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

長野での祭りの記憶を失い、もうひとりの高槻がたびたび顔を出すようになって不穏極まりないところへさらに、断ち切れない過去からの罠。
都市伝説や怪談にまつわる部分も興味深いけれど、いよいよ一番の怪異である高槻自身に迫る展開になってきました。
隠されているのはヒトか怪異か。先が楽しみ。
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2022年05月12日

 准教授・高槻彰良の推察5

准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察5 生者は語り死者は踊る (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

学内での百物語と深町の過去を探るための帰郷という、かなり温度差のある2章+甘々なextra。
死者の祭がとても興味深い。
深町が過去を取り戻した一方、高槻の方はまだ謎が深くて着地点がわからない。
八百比丘尼が登場するなら天狗もありか?楽しみです。
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2020年07月16日

 准教授・高槻彰良の推察3

准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎
准教授・高槻彰良の推察3 呪いと祝いの語りごと (角川文庫) - 澤村 御影, 鈴木 次郎

不幸の手紙、図書館本に隠された暗号の都市伝説、鬼伝説を持つ家に秘められた過去、という3話。
図書館の暗号はわくわくしたけれど、何て切ない結末。 
鬼伝説はまさに民俗学的展開で、六部殺しだの稀人だのという大変好みの分野でした。
過去を断ち切るのは難しくても、良くも悪くも人の心も何もかも、全てのことは変わっていくのだと。
ならば少しでも良い方向へ心を向けられたらいいなと思う。
子供時代の番外編は、健ちゃんのなるほどとうなずけるところが見えて微笑ましい。
変わりゆくあらゆる事の中で、ずっと変わらずにあるこの繋がりが、これからも続きますように。
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