
パラダイス・ガーデンの喪失 葉崎市シリーズ - 若竹 七海
親から受け継いだ庭園をお披露目しつつ穏やかに暮らしていた日々が、ある日突然現れた
見知らぬ老女の自殺死体によって一変した。
葉崎市の〈パラダイス・ガーデン〉をめぐる人々の謎が絡み合う物語。
モチーフとなるパッチワークそのままの印象。
欲、憎悪、思い込み、嘘と様々な端切れの組み合わせで誘拐や詐欺、殺人事件といった模様ができ、さらにその合わせ方によっては全く違うパターンにも。
綿密に組み立てられた物語で、お見事〜なのは間違いないが、まぁややこしかった。
右往左往させられつつそれでも読んでしまうのは、毒持ちだけど憎めない、変わり者だがやり手というような、登場人物の魅力も大きいかと。特に二村警部補とかね。
そして最後の最後で落とすあたり、まさに若竹流です。
ちなみに本作はコロナ禍のリアルタイムな背景だったけれど、そんなこともあったなーと思える時が来ることを願わずにはいられません。





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