2023年03月05日

 11文字の檻

11文字の檻 青崎有吾短編集成 (創元推理文庫) - 青崎 有吾
11文字の檻 青崎有吾短編集成 (創元推理文庫) - 青崎 有吾

お久しぶりの青崎作品は、楽しみ方いろいろな詰め合わせの短編集でした。
硝子屋敷だけはアンソロジーで既読、恋澤姉妹がおもしろかったのでそちらのアンソロジーも気になりつつも、やはり表題作が一番読み応えあり。
ホラーじゃないキューブのような印象。いやでも正解できる気はしないけどね。
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2021年05月02日

 ノッキンオン・ロックドドア2

ノッキンオン・ロックドドア2 - 青崎有吾
ノッキンオン・ロックドドア2 - 青崎有吾

あれ、いつの間にか続編がと気づいたのでさっそく。
相変わらず不可能と不可解それぞれが担当の探偵ふたりと、駄菓子の警部補の掛け合いが楽しく、それなりの事件も面白く読めました。
何より前巻から匂わされ続けてきた同窓4人の関係が、一応明らかにされたのが良かった。
要するにふたりは仲良しってことですね。で終われそうなので。

うーんでもやっぱり御影の立ち位置というか・・・ちょっともやっとするかなぁ。
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2020年10月30日

 ノッキンオン・ロックドドア

ノッキンオン・ロックドドア (文芸書) - 有吾, 青崎
ノッキンオン・ロックドドア (文芸書) - 有吾, 青崎

不可能と不可解、それぞれが専門分野を担当するダブル探偵の連作短編7話。
一枚だけ赤く塗りつぶされた絵と殺人事件の表題作が一番面白かったかな。
雪と指紋の件や金庫の状態など突っ込みどころも多いけれど、雰囲気は楽しめました。

どちらかというとそれ以上に、探偵二人に加え、駄菓子必携の警部補、女子高生のバイト家政婦など、個性的な登場人物同士の掛け合いが楽しく、過去を匂わせて後を引きます。
ただこれはキャラクターの設定上なのかもですが、「みたく」という言葉がどうも気になって…。
続編も出ているようなので、変わらず軽く楽しめる謎解きと、同窓4人の関係が明かされることを期待します。
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2019年02月17日

 早朝始発の殺風景

早朝始発の殺風景
早朝始発の殺風景

始発電車に乗り合わせたクラスメイト同士、秘めた思惑を探る『早朝始発の殺風景』
放課後のドリンクバーで仲良し三人組に湧いた違和感『メロンソーダ・ファクトリー』
追い出しコンパ代わりの遊園地で後輩が仕掛けたこと『夢の国には観覧車がない』
親の離婚で離れて暮らす兄弟と捨て猫『捨て猫と兄弟喧嘩』
卒業式を休んだ変わり者クラスメイトにアルバムを届けたら『三月四日、午後二時半の密室』
そして、それまでの短篇を一櫛に繋ぐ『エピローグ』

まずタイトルの殺風景が人名だとは思わなかった。
誰しも意外な一面を持っていたり、ちょっとした謎をきっかけに繋がりができることもある。
謎と言うほどじゃない謎って、思いのほか身の回りにあるのかもね。
なんだ、みんないいヤツばかりだなと、楽しく読めました。
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2017年08月01日

 図書館の殺人

図書館の殺人 -
図書館の殺人 -

新聞部の横浜丸美水族館フリーパスチケット獲得企画によって盛り上がる風ヶ丘高校期末試験の最中、学校近くの風ヶ丘図書館で殺人事件が起こった。
閉館後の図書館で何が起きたのか?
ダイイングメッセージと思しき奇妙なサインの意味するところは?

今回も裏染天馬がアドバイザーとして駆り出され、謎を解き明かしていく手腕が見事。
これまでの長編の中では一番すっきりと間違いのない答が出た感があり、ミステリとしては非常におもしろく読めた。
でも個人的感想としては・・・
あの人が犯人であるなら、歪んだ愛情なんてもんじゃなく、人格異常か病的な説明がないと、いきなりあんな強い殺意を抱けるものかと。
さらに言うなら被害者の方も、いまわの際にあの犯人を示すようなメッセージを残すという心情がわからない。
実は心の底では疎ましがっていた間柄だったというならともかく、真逆の雰囲気だったしね。
人の行動には必ず意味があるはずなので。

とまぁ心情的には納得しきれない部分もありますが、事件の謎解きに加え、高校の試験中に起る諸々・・・元副会長の反撃とその顛末だとか、裏染の過去が少しずつ見えてきたりと、青春部門も充実。
いろいろと楽しみなシリーズです。
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2017年06月24日

 風ヶ丘五十円玉祭りの謎

風ヶ丘五十円玉祭りの謎 -
風ヶ丘五十円玉祭りの謎 -

『もう一色選べる丼』 学食から持ち出した食器を返却しなかった犯人捜し
『風ケ丘五十円玉祭りの謎』 神社の夏祭りでお釣りに大量の五十円玉が使われる謎
『針宮理恵子のサードインパクト』 秘密の彼氏の窮地に悶々とする針宮
『天使たちの残暑見舞い』 演劇部に残されたネタ帳の真相
『その花瓶にご注意を』 仙堂姫毬と裏染鏡華の推理タッグ
『おまけ 世界一居心地の悪いサウナ』 サウナでばったり親子の再会

裏染天馬が謎を解く4編と緋天学園が舞台となる1篇+おまけの1編の、日常の謎短編集。
長編に比べ、裏染のいろいろな素顔が見えて楽しい。
父親との確執の仔細はわからないけれど・・・同族嫌悪でしたか。
しかし二番目ということは、一番会いたくないのは誰なんでしょうね。
妹は妹で強烈なお姉さまキャラだし。すごい家族。。。

とはいえ、本編で光っていたのは何といっても針宮さんだねー
不器用な彼女がおろおろしたり、男前な行動に出たりとかわいらしくて仕方ない。
謎解きの面でも気持ちのいい見事な1編でした。
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2017年05月02日

 水族館の殺人

水族館の殺人 (創元推理文庫) -
水族館の殺人 (創元推理文庫) -

夏休み、風ヶ丘高校新聞部部員たちが取材していた水族館で、飼育員がサメに襲われるという事態が起きる。
すべての容疑者にアリバイがあり、お手上げとなった捜査員は裏染天馬に協力を依頼する。
という、裏染天馬が探偵役を務めるシリーズ2作目です。

容疑者11人のアリバイを洗い直し、1人ずつそぎ落としていく謎解きが肝。
何といってもインパクトのある事件の見た目と、行きつ戻りつ試行錯誤のアリバイ崩しが楽しい。
人数が多いし、謎を解くつもりで読んでいないので、けっこうややこしかったですが。
そして天馬の複雑な家族事情もちらりと見えます。
探偵としてのキャラクターも魅力的になっていくといいな。
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2016年10月29日

 体育館の殺人

体育館の殺人

放課後の体育館ステージで、放送部部長の刺殺遺体が発見される。
目撃者の卓球部員柚乃は、犯人扱いされている部長のため、部室に住み込んでいるという天才オタク・裏染天馬に事件解明を依頼する。

アンソロジーでお見かけして、気になっていた作家さんでした。
本書がデビュー作とのこと。シリーズ物なんですね。
探偵役がアニオタの天才と個性キャラですが、物語は本格のど真ん中。
なるほどそういうことか、そんな意味があったのかーと語られるがままに楽しませてもらいました。
いやしかし、高校生とは思えない黒さだわ。彼も彼女も。
続くロジックも楽しみたいと思います。
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