2014年10月10日

 密室から黒猫を取り出す方法

密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿 -
密室から黒猫を取り出す方法 名探偵音野順の事件簿 -

事件と聞くと逃げ出そうとする気弱な名探偵・音野順の事件簿第2弾。
神出鬼没の猫探しのため訪れたホテルでの密室殺人事件、
人がテレビに食べられた?という奇妙な証言、
6年前に音楽室で起きた事件の謎、停電に乗じて父殺しを計画した兄弟、
ロウソクで囲まれた首つり死体の謎、というラインナップ。

音楽室での凶器は、なるほどうまいこと考えたなぁと感心。
物理的トリックありきで少々強引なところもあるけれど、探偵と助手の掛け合いもコミカルで、さらっと楽しめました。
こういう軽さのあるミステリってお腹に溜まらずいくらでも読めるから、これはこれで貴重。
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2014年05月11日

 踊るジョーカー

踊るジョーカー (名探偵音野順の事件簿 ) (創元推理文庫) [文庫] / 北山 猛邦 (著); 東京創元社 (刊)

推理作家の白瀬に無理やり後押しされて、不可能犯罪に立ち向かう気弱な名探偵・音野順5つの事件。

ドヤ顔の探偵もいれば、嫌々事件に引っ張り出されてはみごとに解決してしまう名探偵もいる、ということで。
音野探偵のへタレっぷりと、事件解決の鮮やかさのギャップが見ものの5編。

大量のトランプがばらまかれた密室殺人、時計のみの盗難事件、強盗殺人現場の開かずの金庫、 毒入りチョコレートのハウダニット、雪上の不可能犯罪と、小粒ながらなかなか魅力的な本格もの。
謎解きの才能は血筋なんでしょうかね。
むしろ兄上の名探偵ぶりが尋常じゃないので、表題のトランプ殺人あたりの軽さが好みでした。
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2014年04月09日

 猫柳十一弦の失敗

猫柳十一弦の失敗 探偵助手五箇条 (講談社ノベルス) [新書] / 北山 猛邦 (著); 講談社 (刊)

山奥の旧家に伝わる伝説と因習、見立て殺人など、某作家の世界観を匂わせる舞台で、事件を起こさせないために奔走する探偵と助手。

本格としての舞台装置は凝ってましたが、問題解決のための策があまりにも大胆に素人考えだったり、こと恋愛要素については空回りする名探偵のおかげで口当たりは軽め。
いまひとつ雰囲気がつかみきれない探偵なんだけど、そこが味なのかも。
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2013年10月17日

私たちが星座を盗んだ理由

私たちが星座を盗んだ理由 (講談社ノベルス) [新書] / 北山 猛邦 (著); 講談社 (刊)

『恋煩い』  幼なじみに教わった恋のおまじないの顛末
『妖精の学校』  「守り、守られる存在」として孤島に連れて来られた子どもたちの物語
『嘘つき紳士』  拾った携帯電話がつなぐ男女の物語
『終の童話』  石像にされた幼なじみを守る男の最後の選択
『私たちが星座を盗んだ理由』  幼いころ男の子が消した首飾り座にまつわる物語

思い込みや掛け違いが、最後にひっくり返されるタイプの短編5編。
想像のつく展開、というのもあったけれど、風味の違う5編なかなか良質で楽しめました。

雰囲気が好きだったのは「終の童話」
「妖精の学校」は、ちょっと残酷なファンタジー?の印象で読み進んでいくと、最後の一行で物語パーツのあれこれが全く別の意味を持ってくる仕掛け。
ぱっと見ただけでは意味がわからず、調べてみたらなるほど・・・ってことですが。
以前読んだのがわりと軽い感じの物語だったので、意外なめっけもんをした気分。

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2013年02月23日

猫柳十一弦の後悔

猫柳十一弦の後悔 不可能犯罪定数 (講談社ノベルス) [新書] / 北山 猛邦 (著); 講談社 (刊)

大学の探偵助手学部に通うクンクンとマモルは、知名度ゼロの猫柳ゼミ行きが決まった。
指導教官は功績不明かつ頼りなさげな女探偵 猫柳十一弦。
やがて行なわれた、名門・雪ノ下ゼミとの合同孤島研修で、殺人事件が起きる。

というクローズド・サークルもの。
表紙イラストと話の運びにラノベ調かと思いきや、なかなかの本格。
風変わりなのに実は優秀、というのはわかりやすい設定だけど、功績の残っていない理由に彼女らしくさがあって良かったかな。
それにしても変わった名前だこと・・・
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