
くもをさがす - 西加奈子
あのコロナ禍の最中、外国で命に係わる闘病生活がどれほど大変だったかなんて想像もつかないけれど、西加奈子はボロボロになってもなお、凛としてたくましい。
もちろん、ある程度客観視できるようになってから、人に伝える目的をもって書かれている作品なのだが、人が生きて死んでいくという当たり前のことに真正面から向き合わざるを得ない気持ちになりました。
カナダと日本との国柄の違いは様々あれど、彼女に関わった仕事人たちの自信とユーモアにあふれた姿がまぶしかった。
彼女の人柄ゆえ、ではあるのでしょう。
どう変わっても自分の体を美しいと思う彼女は、命の喜びにあふれていて、私を心から励ましてくれる。
苦しみも恐れも、それと同時に大いなる喜びも、生きていてこそ。
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