2025年10月12日

 酒亭DARKNESS

酒亭DARKNESS (文春e-book) - 恩田 陸
酒亭DARKNESS (文春e-book) - 恩田 陸

場所も語り手も違う居酒屋の片隅で語られる、程よい怖さの奇妙な話。
よそ者ならではの高揚感と気軽な距離感が心地よく、各地の雰囲気も味わえて楽しかった。
やっぱりいいんだよねぇ、恩田陸の語り口は。

開いた裏口に絡み合う無言の視線がなんとも怖い『曇天の店』、淡い郷愁と取り帰りのつかない怖さの『昭和94年の横丁』が特に好み。
常に形を変え続ける川や風には、様々なものが混ざりやすいのかもしれないね。
横書きは少し読みにくかったけれど、締めくくりの『ムーン・リヴァー』もしみじみと優しく、良かった。
posted by てまり at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 恩田 陸 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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